今年の塾生代表は何してた?No.3「湘南自治会準備会・自治会費」
- t-ishida2841
- 2020年12月18日
- 読了時間: 4分
今年の塾生代表選挙も終わりに近づいています。例年と大きく異なる一年の中、今年の塾生代表はどういうことをやっていたのでしょう。数回に分けてトピックごとに塾生代表が行っていたことをお伝えしています。第3回の今回は、「湘南自治会準備会・自治会費」について聞きました。
湘南自治会準備会
8月に「湘南自治会準備会」が全塾協議会に仮加盟しました。これにはどのような背景があったのでしょう?
SFC(湘南藤沢キャンパス)に、湘南自治会準備会という有志の団体があって、SFCの学生自治組織として全協への正式加盟などを目指している。準備会との関わりは、前田前塾生代表の時から意識がされてきた。自分は選挙の時にこれを知って、前塾生代表のときにスタートオフしたものの意思を引き継いだ。
具体的にどのようなことを行いましたか?
仮加盟規則というのを定めて、「仮加盟」という仕組みを作った。「仮加盟」は、まだ正式な加盟ではないけれども、全塾協議会がその存在を認め、議案提出の権利などの活動保証を期限付きで付与するもの。これによって、次のワンステップを確実に踏めたのではないかと思う。
SFCは、まだ慶應のコミュニティの中で差が出てしまっている。お祭も他キャンパスと違うし、「塾生」としての意識も高くはない。「慶應生」という意識よりも、「SFC生」という意識が強い人も多いのではないか。けれども、慶應はSFCも合わせて「慶應」。SFCの団体が全協に入るのには意味がある。
コロナで実際の活動を見させてもらうのが難しかった中、正式加盟に向けて「仮加盟」という仕組みを作れた。SFCはオンラインなどに精通している人が多いし、いろいろなアイデアを他キャンパスにも繋げる仕組みに繋がればと思う。準備会には、引き続き頑張って欲しい。
自治会費
自治会費の使い道の決定は、毎年の塾生代表の最大の仕事と言って過言ではないと思いますが、今年の注目点はどこでしょう?
まず、ハガキ。本年度の塾生代表選挙のためにハガキを全塾生の方にお送りしたことについて、このために自治会費を使わざるを得なくなり、大変申し訳ない。けれども、コロナの中で新しいことを始めていくにも、伝統を続けるにも、それを支えるインフラが必要だと思う。コロナの中でも全塾協議会のことを知ってもらうためにこの方法も選んだ。SNSでの広報にも力を注いでいるけれども、SNSの広報に絞ることで情報の偏りや格差を生んでいると感じる。ハガキはそういう意味で、まだ存在意義がある。
自治会費の分配額を決める前に、分配する団体の監査を事務局が丁寧に行います。本年度は多くを手作業で行う必要がある膨大な量の監査の規模を、新型コロナウイルスの影響で、多くの団体に予算要求を事実上来年以降にまわしてもらうことで縮小しました。本年度に緊急交付という形で分配が必要な団体は4団体(三田祭実行委員会、矢上祭実行委員会、塾生会館運営委員会、應援指導部)になりましたが、どのようなことを意識されましたか?
三田祭実行委員会と應援指導部を中心に分配した。必要な団体には、必要な額をこれまで通り分配するという方針にした。選挙に勝つために団体に財源支援の約束をすることが票に繋がるかもしれないが、就任してからこれを嘘をついていたことにしてはいけない。三田実、体育会、文連などの予算を減らすつもりはなかった。
後は、新規事業助成制度を塾生が広く使えるようにする基本方針を示して、自分以降の塾生代表が動きやすい土台作りに取り組んだ。お祭りが災害などで中止になった際にその損失を補填するなどの、自治会費の財源を使った不測の事態のための仕組み作りに、今後の塾生代表も取り組んで欲しい。
選挙では、候補者の人がどうお金を使う予定なのかをよく見て欲しい。既存の団体にいっているお金を、それ以外の団体や塾生にまわすためにどう候補者が考えているのかを注目して欲しい。自治会費は無限ではないし、その使い道のチェックがあいまいにならないようにしなければならない。
最後に(編集者より)
3回に渡ってお伝えした「今年の塾生代表は何してた?」は今回が最終回になります。塾生代表もSNSを使って何をしているか情報発信をしていますが、行ったことの背景や効果が複雑なとき、それをコンパクトにご紹介するのがなかなか難しいと感じます。今回はこのような記事の形でご紹介しましたが、塾生代表がどういう取り組みをしているのか、もっと塾生の皆様に分かりやすくなるように今後も模索していきたいと思います。
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