11月21日(木)から11月24日(日)にいよいよ「第66回 三田祭」が開催されます。
三田祭とは、慶應義塾大学の三田キャンパスにて開催される、来場者数・参加団体数ともに日本最大規模の学園祭です。毎年我こそはと競い合いながら塾内から参加団体が集まり、慶應らしさ・塾生らしさによって洗練されていく三田祭は、まさに慶應義塾大学を象徴するものの一つといえます。
今回は、三田祭を運営する三田祭実行委員会 委員長の武田英樹さんに、今年の三田祭についてインタビューしました。
今回のインタビューは二部構成となります。前半では主に今年度の三田祭におけるテーマやそれに込めた想い、準備期間を中心に語っていただきます。
―――今年の三田祭のテーマとそれに込めた想いは何ですか?
第66回三田祭のテーマは「輝け個々に、彩れ此処に。」です。このテーマには、昨年度完全復活を果たした三田祭を更に躍進させたいという思いが込められています。三田祭を運営する塾生一人一人がそれぞれの輝きを放つことで、三田祭そのものをより鮮やかに彩り、より良い三田祭へと昇華させていくという意味です。
―――三田祭では、その塾生の個性というものはどのように発揮されるのですか?
準備の裏方的役割を担当する委員会内では、委員一人ひとりから企画や三田祭内の設備に関しての意見を募り、実行していくことで、それぞれのこだわり・個性が強調されています。
参加団体の方々に関しては、送られた意見や要望を三田祭のルールと照らし合わせながら調整を行い、可能な限り受け入れました。これにより、参加団体の皆様の企画からにじみ出る個性を無駄にすることなく、存分に発揮して頂けるような体制となっていると思います。昨年度よりもそれぞれの特徴が反映された三田祭にすることができていると思います。
―――今年の三田祭の個性を象徴するものは何かありますか?
はい! 今年の三田祭を象徴するものと言えば、やはりオフィシャルソングです。今年は塾生のロックバンドである「PURPLE BUBBLE」の方々が作詞作曲された「クラルテ」が選ばれました。今年の三田祭のテーマから彼らの感じたイメージが非常に鮮明に映された歌詞やサビに向けて盛り上がるサウンドで構成された曲であり、三田祭の情熱と個性がよく表現されています。
第66回 三田祭オフィシャルソング「クラルテ」はこちらから聞くことができます。
サビに向かって、聞く人たちと一緒に盛り上がっていくこの曲なら、今年の三田祭における鮮やかな彩りを引っ張ってくれるに違いありません!
―――今年の三田祭を準備していく上で大変だったことは何ですか?
三田祭実行委員会は4局で構成されているのですが、昨年度の三田祭における準備と比較して、各々の準備が遅れないようにしました。より良い企画を実行するためには、より長い準備期間が必要です。部署によっては2月から準備を始めるものもあります。各々の熱意を胸に、それぞれの部署でバラバラにやってくる忙しい時期の準備をこなしてきました。
そして企画への資金提供の決定も大変であったことの一つです。全塾協議会からの提供や、昨年度の三田祭における売り上げ、協賛企業からいただける資金は、自由に使えるものではありません。どの企画にどれくらいの資金を配分するかの決定は委員会内で綿密な協議を重ねて決めていきました。
―――昨年度の三田祭から変わったことや、委員として積極的に変えていったことは何ですか?
大きく3つあります。
1つ目は、中庭模擬店の数を増やしてことです。具体的には昨年度は60店舗ほどでしたが、今年度は80店舗ほどへと拡大しました。また、昨年度は展開されていなかった場所へも模擬店を設置したことで、より一層キャンパス全域で楽しめる三田祭になるかと思います。
2つ目は、来場者への設備の充実です。具体的には来場者の方に使っていただける授乳室を提供させて頂くという取り組みを新たに行いました。
3つ目は、費用面です。三田キャンパスのインフラ代を下げてもらえるように動き、より多くの参加団体の方々が、その個性と実力を発揮できるような環境づくりを心がけました。
このほかにも、昨年度よりもより多くの方々に来場者アンケートへの回答をしていただける取り組みをしました。今まで、三田祭は受験生の方々が多くこられていましたが、コロナ禍から完全復活を果たした昨年度の三田祭においては、受験生のみならず、地域の方々にも多くお越しいただきました。そのため委員会として新たに来場者の方々の層について調べ、来年度以降の三田祭ではその情報も踏まえた取り組みもしていきたいと思っています。
―――前半はここまでです。後半の記事では、三田祭の魅力について語っていただきます。
後半の記事はこちらからご覧いただけます。
イベント詳細
開催日時:
11月21日~11月24日 10:00~18:00
開催場所:
慶應義塾大学三田キャンパス
三田祭実行委員会 公式WEBサイト
三田祭を運営する「三田祭実行委員会」をはじめ、全塾協議会所属団体は、皆様から頂いた自治会費をもって活動しています。
自治会費の使い道等は下記のページをご覧ください。
Comentários