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【全協全書】山田健太塾生代表インタビュー vol.1



慶應義塾大学学部生の代表を決める「塾生代表選挙」が現在行われております。今回は、3期に渡り代表を務めている山田健太氏に、塾生代表選挙や4月から始動した制度改革について伺いました。



―――塾生代表になることのインセンティブはどのようなことですか。


塾生代表の一番のインセンティブは、普段関わり合わないであろう人たちと交流する機会が得られることです。大半の塾生は、自分に属性の近い人としか触れ合わないのではないでしょうか。塾生代表になることで、今まで会うことが無かったであろう人たちと触れ合う。これがインセンティブになる。いろんな多様性に満ち満ちた人たちと触れ合っていき、縁がますますひろがっていきます。


―――学部生の代表である塾生代表。最大限の権限行使をすると、具体的にどのようなことができるか教えてください。


最大限に権限を行使するならば、課外活動全てを止められます。新歓をやらない、五慶祭をやらないなど……。団体の処分や活動停止をはじめとして、課外活動に関しては一般の塾生が思っている以上に、塾生代表は権力を持っていると考えます。



―――全塾協議会に対して、大学はどのように考えているのでしょうか。


3年半にわたり、大学の学生部をはじめとする各職員の皆さんとのコミュニケーションを大切にしてきました。全塾協議会が何のためにあり、何のために頑張っているのか。大学側には、塾生の自治組織として、色々な提案や事業を快く受け入れてもらっていると考えます。



―――これまで3期にわたり務めてきた塾生代表。2021年1月24日からの約3年半を通して、任期や公約に対する所感を教えてください。


コロナ禍になって、「オンラインだから何もできない」というわけではなく、「オンラインになってよかった」と感じるところがあります。コロナ前までで良かった部分は再開させつつ、アフターコロナの時代になったからこそできることをハイブリットにして、より良い慶應義塾を作っていくことが、塾生代表としてのビッグテーマだったと思います。


公約に関しては、全体を通して、本当にいろいろな方の協力があっておおむね達成できたと思っています。細かくいろいろ掘り下げていけば、まだ未達な部分もありますが、その未達な部分に関しても、これから続けられる道筋は残せたと思っています。


例えば、コロナ禍に比べ、各メディアセンターの開館時間をコロナ前に戻し、長くしていくことなどができました。当初公約として掲げていたように、開館時間を24時間にすることは達成していませんが、それを議論していくための土台・土壌作りについては、十分に進められたかと思います。そういう意味では、私は後悔なく十分に自分の政策をやりきれたかなと思っています。特に3年目に掲げた、「未来に繋げていく」という側面については、最後の1年で非常に多くの方のご助力をいただいて、何とか成立したと思っています。



―――沢山の改革を進めていく中で、やり残したことや反省点はありますか。


先ほど後悔はないと言ったのですが、一つだけ反省をしていることがあります。最初の選挙に出るときに、「属人化は良くない」ということを思ってはいたのですが、長く塾生代表を務めて長期政権を敷くということになったことで、どう頑張っても山田健太という人間に属人化してしまった部分があるのは否定できません。


この問題を解消するために、新たに執行役員という制度を作るなど、属人化を解消するための手立ては現在打っています。とはいえ、今現在も完全には解消しきれてはいません。この点については少し問題があったと思っています。



―――2024年4月から全塾協議会は制度改革を実施し、新体制となりました。2か月が経過した今、新制度の所感と今後の課題はありますか。


新体制については、おおむね良好だと思います。例えば、塾生議会については、今までの議会では全く出なかった意見が出るようになりました。今までの会議では、全塾協議会の役職者や、執行に携わる人間で完結していたことで、大きな団体の役職者が見えている慶應義塾についての視点と、役職は特に一つも持ってない多くの塾生との視点の乖離が生まれてしまったり、全塾協議会にあるリソースの限界を考えて、塾生が本来求めているであろう、多くのリソースを必要とする政策の提案ができない状況などがありました。その点で、塾生議会については、本当によくできたと思います。


執行機関については整理の真っ最中ですが、全体が非常に強い成長痛を感じているように感じます。一気に変わったことに対して、執行機関の構成員が、まだそれについていけていないという印象があります。現在、総務部を中心に内部のアンケートを取ってもらっていて、その結果を受けて最終的な所感を出すところではありますが、多くの役職者からは「わかりやすくなった」という意見もいただいているので、組織構造は明確になったと解釈しています。


制度そのものに関しては、その意味と意義を周知していくことを引き続きやっていかなければなりません。一般の塾生から塾生議会というものがそれほどまだ認知を得ていない状況であるので、これを高めていくことが今後の課題ではないでしょうか。

新体制を慣らしていくことや会計年度等の問題を含めると、正式に改革が終了するのは2025年の4月になります。正しい評価はそのタイミングになってはじめてきちんとできるのではないかなと考えています。



―――多くの経験や今回の改革を踏まえ、次期塾生代表や塾生議員に期待することはありますか。


新たな塾生代表には、できる限り属人化させずに業務を引き続き整理していくことを進めていただく必要があると思います。今の全塾協議会では非常に多くの業務を抱えている状態です。必要であれば新たに事業を発足させたり、事業を停止させたりすることも含めて、業務を整理していくことが次の塾生代表に一番期待をしたいことです。


続いて、塾生議員の方にお願いを期待をしたいことは、意見集約についてです。これまでとは異なり、意見集約は塾生代表ではなく、塾生議員がすることになっています。もちろん、塾生代表も意見集約をする必要はありますが、塾生議員による意見集約は、全塾協議会がこれからも存続し続ける上で非常に重要になってくると思います。どうしても、塾生議員の方にしても、自分の身近な人たちの意見に限定されるのはやむを得ないことだと思います。ただ、これをいろいろなかたちで、いろいろな属性の方からお話を聞くことをしていただくことで、より良い意見が出てくると思います。ぜひ、自分とは意見が不一致の方について、なぜそう思っているのかといったことも踏まえて、意見集約をし、塾生議会にどんどん意見を提出していただくことを期待したいと思っております。


―――お話、ありがとうございました。




塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙は6月19日 23:59までとなっています。投票の詳細については、こちらからご覧ください。


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