top of page

第4代塾生代表は何してた?No.1「新歓」

  • t-ishida2841
  • 2020年12月12日
  • 読了時間: 5分

更新日:4月28日

 今年の塾生代表選挙も選挙運動期間が終わり、投票期間に入りました。新型コロナウイルスの影響があり、今年は選挙戦も一味違った雰囲気でした。例年と大きく異なる一年となりましたが、その中で今年の塾生代表はどういうことをやっていたのでしょうか。今回は3回に分けてトピックごとに第4代塾生代表が行っていたことをお伝えします。


 今回は、「新歓」について聞きました。

後藤塾生代表(左)、岩舘事務局長(右)
後藤塾生代表(左)、岩舘事務局長(右)

今回のシリーズは、以下のリンクからご覧いただけます。


―――今年は、例年の春にキャンパスで開催される新歓イベントの多くが中止となりました。塾生代表としては、どういう問題が起こったと思いましたか?

 情報が錯綜してしまって、「ここに行けばすべての情報がまとまっていますよ」という場所がなくなったのが困ったと感じました。混乱の中で、いろいろな新しい取り組みもありましたが、Twitterやインスタでいくら広報しても、完全には行き渡らなかったという印象です。新入生は、大学入学前には大学の公式連絡システムを十分に使いこなせるわけではないですし、統一的なシステムも存在しなかったんですよね。

 新歓にもTwitter、ゼミの情報収集にもTwitter……という形で、情報が偏ってしまっていたのが大きな問題だったと感じています。


―――最初の取り組みとして、3月から4月頃は「#KeioOneTeam」への協力をされました。それにはどういう背景があったのでしょう?

 少林寺拳法部は、これまで多数の団体が集まるような新歓イベントを運営した経験はあまりなかったと思いますが、だからこそすごい取り組みをされていたなと感じました。情報が錯綜する中で、「どこがオフィシャルなのか?」という点が問われていたと思うんです。

ree

 そこで、「塾生代表がちゃんと認めています」というお墨付きを出せればと考えました。ただし、太鼓判を押す代わりに、当時まだ対面で新歓活動を行おうとしていた一部の団体には、対面を中止してもらうことを条件にしました。当時は今とは違って、マスクも不足していましたし、「ロックダウン」という言葉も聞こえてくるような状況で、適切な感染対策も十分に共有できていなかったんですよね。

 結果的に、体育会系の団体に偏りが出てしまったかもしれませんが、全塾協議会のコネクションを通じて、体育会以外の団体にも参加を呼びかけるようにしました。


―――その後は、新歓のもっと具体的な統一的なシステムのため、どういう取り組みをされましたか?

 まず5月に、「新歓パンフレット電子版」というものを作成しました。これは、例年日吉キャンパスで行われる新歓を運営しているオリエンテーション実行委員会(オリ実)が作成している新歓パンフレットを、ウェブサイト化して誰でも閲覧できるようにしたものです。その後、9月末に開催した「秋期オンラインオリエンテーション2020」という新歓イベントの計画に移りました。

秋期オンラインオリエンテーション2020 特設サイト
秋期オンラインオリエンテーション2020 特設サイト

―――「秋期オンラインオリエンテーション2020」について、詳しく教えてください。

 「秋期オンラインオリエンテーション2020」では、新歓用の特設サイトを立ち上げて、期間中に団体ごとにZoom説明会を一斉に開催してもらいました。217もの団体にご参加いただき、ありがたいことに、開催した3日間で5000件以上のアクセスがありました。

  開催後に実施したアンケートでは、回答いただいた73団体のうち、6割近くの団体が新たに新入生を獲得できたと答えてくださいました。秋という新歓が難しい時期にも関わらず、一定の成果が出せたのではないかと思っています。


秋期オンラインオリエンテーション2020開催後の団体向けアンケート結果より
秋期オンラインオリエンテーション2020開催後の団体向けアンケート結果より

―――非常に意義ある取り組みだったと思いますが、振り返ってみて課題はありましたか?

 広報がやっぱり足りなかったなと感じています。秋に新歓をやるという話自体は、「新歓パンフレット電子版」を作成した頃からオリエンテーション実行委員会と話していたのですが、当時はまだ「秋からなら対面イベントができるかも」という希望も少し残っていたんですよね。オフライン開催の可能性に期待しつつ準備していたため、完全なオンライン開催を本格的に検討し始めたのは8月中旬からでした。

 それでも、全塾協議会事務局、オリ実、大学とも連携して情報拡散を行い、ある程度「オフィシャル感」を持たせた形で新歓を実施できたのは良かったと思っています。


―――対面の新歓活動だと、最初は興味のなかった団体にも偶然出会えたりしましたが、オンラインだとそれが難しいですよね。その点については、どう感じていますか?

 そこがやっぱり一番大きいなと思います。偶発的な出会いって、大学生活の魅力の一つだと思うんです。ふとした出会いが、人生を変えることもある。でも、オンラインではそれがどうしてもできない。

 特に春の新歓では、団体ごとの新入生数に偏りが出てしまいました。新入生が集まった団体と、そうでない団体で大きな格差が生じています。また、春は活動が難しかったものの、いち早く対面を再開できた運動系の団体がある一方で、春にオンラインで好調だった団体は、なかなか対面活動に移行できず、オンラインから脱却できない状況が続いています。

 突発的な出会いの機会の有無によって、塾生の活動格差が深刻になってきているなと、強く感じています。



塾生代表については以下のページからご覧ください。


塾生代表選挙(#塾生代表2021)情報(現在は公開しておりません)

ree


コメント


bottom of page